倍速リスニングは効果的なのか?

倍速リスニング」というのは、要するに英語音声を2倍、3倍という高速で聴き、そのスピードに慣れると通常の速度の英語を聴いた時スピードが遅く感じられるため、その分よく聴き取れるという効果を期待したトレーニング法のことです。で、確かにコレ、やったことがある人はわかると思いますが、実際に速い英語を聴いた後に通常の速度の英語を聴くと、かなり遅く感じられるものです。

では、それでリスニング力は上達するのか?という疑問が当然出てくると思います。答えから先に言いますと、残念ながら、これだけでリスニング力を鍛えることは無理なんです。確かに、英語はゆっくりと聞こえますが、だからと言って、内容を把握できるようになるわけではなく単に「英語の音」を拾うのが上手になるだけです。もちろん、それだけでも聴解力にかなり良い影響を与えるのですが、それだけでは不十分と言えます。

一般に聴き取れる英語の情報量が多ければ多いほど内容を正確に把握することが出来ると考えられますが、もちろん、それは重要なことなのですが、もっと重要なことがあるんです。
それが、「相手の言わんとすること」を先に想定できる能力です。

これは、別に超能力のことではないですよ^^;
相手の話している内容、背景、予備知識、一般常識から相手が言っていること、または言わんとしていることを先に頭の中で想定し、内容を把握する。これが、リスニング力なのです。別に、相手が言っていることを一語残さず聴き取ることがリスニング力なのではありません。

そのため、真のリスニング力を身につけるには自分の表現の幅を広げる必要があります。相手の言わんとすることを想定するには、自分の中にある表現を基に推測し、解釈する必要があるからです。

従って、リスニング力を身につけるには、自分の表現力(アウトプット能力)を高めることが重要となるのです。聴き取りばかりやっていて、インプットに集中しているとこの部分にはなかなか気付きません。大切なのは、すべてを聴き取るのではなく、聴き取れた要点を基に、相手が言わんとしていることを先手、先手で推測し、内容を把握することです。

そういう観点からも、倍速リスニングについては、それだけで聴解力が増すというものではないということを知っておいて下さい。




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2010年10月31日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:リスニング

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