英語の音声的ボキャブラリーを増やしまくれ!

前回、リスニングのコツについてお話ししたところ、「英語の音声的ボキャブラリー」についてご質問をたくさん頂きました。詳しくは英語英会話マニュアル教本の第2巻「リスニング編」42ページ以降と84ページ以降で説明しているのですが、今回は特別にここでも触れてお話ししますね。

まず、英語のボキャブラリーには、私たちが一般的に暗記する単語集や辞書などに記載されている単語や熟語と、主に英会話や英語の音声においてのみ耳にする(または口にする)「音声的なボキャブラリー」の二つが存在します。ちなみに、この分類は私が行っているものですので、一般の英語本や教材などでは紹介されていません。非常に重要な分類ですが、誰も気に留めていないのです(だから、リスニングが上達しない、とも言えます)。

一般的な英語の文章に出てくる単語は、すべて辞書や単語集等に載っている通りに記載されていますから、少なくともその単語を知っていれば(スペルを知っていれば)、意味を取ることが出来ます。しかし、リスニング(英語の音声)となると、英語の音声的ボキャブラリーというものが頻出しますので、これらを先に知っておかないとなかなか音を聴いただけでは意味を把握することが出来ないわけです。

例えば以下、ビートルズの名曲「Norwegian Wood」の歌詞から一部抜粋しますが:

I once had a girl, or should I say she once had me
アーィ ワンサッダガーゥ オゥシュダィセィ シーワンサッミー

アイ ワンス ハッド ア ガール オア シュッド アイ セイ シー ワンスハッド ミー
She showed me her room, isn’t it good Norwegian wood?
シー ショーミーハールゥ イズンティグッ ノーィジィァンウー

シー ショウド ミー ハー ルーム イズント イット グッド ノーウェジアン ウッド
She asked me to stay and she told me to sit anywhere
シー アスクミートゥスティ シートーミートゥ シトエーニィゥェァ

シー アスクト ミー トゥ ステイ アンド シー トールド ミー トゥシット エニイウエア
So I looked around and I noticed there wasn’t a chair
ソー アイルクタ ランダ エナイ ノーティスデァ ワズンテチェァ

ソー アイ ルックト アラウンド アンド アイ ノーティスト ゼア ワズント ア チェア

ここでは表現上、カタカナで書いていますが(カタカナ英語を推奨しているわけではありません)、赤字で書いたものが音声に忠実に表したもの、青字が一般的な単語の日本語的発音です。このように単語と単語がくっつくことをリエゾンと呼びますが、英語の音声的ボキャブラリーではこのリエゾンが非常に重要な意味を持ちます。

例えば冒頭の「once had a girl」においては、「ワンサッダガーゥ」という音声のまとまりが一つとなって発音されます。ここで日本人は「ワンス・ハッド・ア・ガール」と発音されれば、それぞれの単語は「once」「had」「a」「girl」という極めて簡単な単語ばかりですので理解できることでしょう。

しかし、英会話や英語の音声となると、そのように単語レベルで発音されることはまずありません。すべて、ある一定の法則に基づき(基づかない場合も多々ありますが)、「英語の音声的ボキャブラリー」というレベルで発音されるわけです。従って、リスニングで英語を聴き取れるようになるためには、このような英語の音声的ボキャブラリーを出来るだけ多く知っておく必要があります。そのために有効なのが、前にもお勧めしている「ディクテーション」というトレーニング。

これは今ではさほど珍しくもないトレーニングですが、英語が「文章」で書かれている時と「音声」になった時の違いを明確に知ることが出来るトレーニングといえます。従って、ディクテーションを行う際には、音声を英単語で書き表すだけでなく、上の歌詞のように、自分なりに「どのような音のつながりとして発音されるのか」を分析し、カタカナで構いませんので書き込んでおくと良いでしょう。

そして、このトレーニングを続けているうちに、リエゾンの法則がわかってくるようになります。どのような単語と単語がつながることが多いのか。どのような慣用的な表現(音)が多いのか。どのような場合に区切りが入るのか。そういった英語の音声的な特徴を捉えることが出来るようになると、リスニング力というのは驚くほど上達します。このトレーニングの詳細については英語英会話マニュアル教本の第二巻「リスニング編」42ページ以降と84ページ以降にて詳しくご説明していますので、ぜひ読んでみて下さい^^




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2010年8月25日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:リスニング

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