イメージで英語を聴き取り、読み取る方法

リスニングでもリーディングでも、英語のインプット系スキルではボキャブラリーの数が要(かなめ)のように語られることが多いです。極端な人であれば「すべては単語力にあり、単語さえ知っていれば、それだけで英語はOKです」なんて言う人もいますよね。しかし残念ながら、何千何万とボキャブラリーを増やしたからと言って、必ず英語を聴き取れるようになったり、読み取れるようになったりするわけではないのです。言ってみれば、ボキャブラリーの数というのは、英語を聴き取ったり、読み取ったりする上での一つの必要な要素に過ぎません。

実は、それよりももっと重要な要素があるんです。それがイメージ力、すなわち想像力ですね。早い話、ボキャブラリーが少ない人であっても、イメージの力、想像の力を最大限に活用することによって、知っている語彙の不足を充分に補うことが可能なのです。それでは具体的にどうやってイメージで英語を聴き取ったり、読み取ったりするのでしょうか。以下は数あるイメージ聴解・読解トレーニングの一例です。

まず英語の音声を聴いてみて、いくつかのキーワードだけを拾ってみて下さい。すべての単語を聴き取る必要はありません。ほんの4~5個聴き取れれば、最初はそれで充分です。リーディングであれば英文をザッと読んでみて、同じく読み取れたキーワードをいくつか覚えておきます。そして今後はそれらのキーワードから内容をイメージしてみます。この時、それぞれのキーワードの訳(日本語)には目を向けず、そのキーワードが指し示すものをそのままイメージ(画像)化して頭の中で想像してみるのです。

例えば、elephant、zoo、huge、escaped、dangerousというキーワードが聴き取れれば(または読み取れれば)、これらを日本語の訳に置き換えるのではなく、そのままの情景として頭に思い浮かべます。動物園で巨大な像が檻から逃げ出し、人々を襲っているような情景を頭の中で思い浮かべることが出来れば合格です。

この時重要なのは、なるべく「文字」として理解しないことですね。elephant、zoo、huge、escaped、dangerousというキーワードを聴き取った時点で、それぞれを「象」「動物園」「巨大な」「逃げた」「危険」という日本語に置き換えて理解しないようにします。そうではなく、それぞれの英単語を聴き取った時点で、そのままの絵を頭の中のイメージ(情景・画像)に加えていきます。その場面を想像するわけです。

これが実はリスニングやリーディングといったインプット系のスキルではとても大切な技術となります。はじめのうちはリスニングやリーディングをしている時にイメージ化するのは難しいかも知れませんが、なるべくイメージして理解するように努めていると、そのうち癖のようになりますから心配は要りません。そして、その技術を身につけるとあなたはこう思うはずです。「なんだ、これって日本語を聴いたり読んだりすることと同じじゃないか」と。

そうなんです。実はこれは私たちが日本語を聴いたり読んだりすることと同じプロセスなんですね。日本語であれば当たり前のようにイメージで理解しているのにも関わらず、英語となると一つ一つの単語を一字一句聞き逃さないようし、文字面だけで理解しようとしてしまいます。そこに、なかなか英語を聴き取ったり、読み取ったり出来ない原因があることを知って頂きたいのです。

 




矢印


矢印


矢印

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

2010年7月4日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:リスニング

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ