英会話、こんな勘違いをしていませんか?

昨日のお話でもあったように、基本的に会話(日本語でも英語でも)というものは相手の話を「聞いているようで聞いていない」ものです。特に、アメリカ留学中のOさんのお話のように、ネイティブ(ここではアメリカ人ですが)は本当に人の話を聞きません(^^; 結局、会話というコミュニケーションは、自己主張の場なんですね。人の話を聞く場ではないというわけです。特に英語では何故かその傾向が強いです。

日本人はいつでも周り(相手)に気遣う国民性があるので、相手が話していることをきちんと聞き、相手の気持ちに立って、その内容に「同意」「共感」し、相手がおそらく欲しているであろう最善の「返答」「コメント」を推測して投げかけるという、「サービス精神」が無意識に働きます(全員がそうとは言っていませんよ^^;、そういう「気遣い」の傾向がある、ということです)。

これは、日本人とアメリカ人(またはEnglish Speaker)の受け答えの違いにも表れています。
「Don’t you understand?」 (わかりませんか?)という問いに対し、日本人は「Yes, I don’t.」(はい、わかりません)と普通に答える人がいます。勿論、正しい答え方は「No, I don’t」(はい、わかりません)または「Yes, I do」(いいえ、わかります)となります。
どうしてこのような違いが生まれるのか。

実は、ここに日本人の持つ「相手主体」の気遣い精神が発揮されているわけです。
「Don’t you understand?」 (わかりませんか?)という問いに対する日本人の答え「Yes, I don’t.」(はい、わかりません)は、一見文法的に間違っているようですが、最初のYesは、「はい、あなたの仰る通り、私にはわかりません」という意味のYesなんですね。つまり、don’t understandにかかるYesではなく、その前に常に相手の言っていることに対して同意しているとか、共感していることを示すためにわざわざYesを入れるわけです。だから、日本人的にはこの質問「Don’t you understand?」 (わかりませんか?)に対し、「No, I don’t.」と、いきなり「No」を先に口に出すことには少し違和感があるはずです。

このような勘違いは、実はとても多く、英会話においては更に日本人の英語をヘンテコなものにしているわけです(^^; 以前、ホテルのフロントで外国人が「No exchange?」(両替できませんか?)と尋ねているのに対し、日本人のホテルマンがとても丁寧に「Yes, no exchange.」(はい、両替は出来ません)と答え、外国人はワケがわからず何回も「Yes? or No?」(出来るの、出来ないの、どっちよ?)と聞き返しているのを見たことがあります。Yes, No, Yes, No?…って、マクラじゃないんだから(爆)

これも要するに、ホテルマン的には「はい、あなたの仰ることはわかりますが…」的な日本人特有のサービス精神(Yes, I agree with you but…)が入ってしまうので、英語が変になってしまうわけですね。日本人は「相手主体」の会話をします(または、する傾向が強いです)。他人を常に気にする国民性があるわけです。一方、ネイティブは「自己主体」の会話をします(または、する傾向が強いです)。

従って、英会話では常に自己主張をすることを基本と考えて下さい。相手の言っていることをフンフンと聞くことも大事ですが、それ以上に大事なのは「自己主張」することです。これがないため、日本人は英会話学校でも、スクールでもずーっと「聞きっ放し」の方が多いんですね。非常にもったいない話です。勿論、相手がクリスマスの話をしているのに、その受け答えとして突然、タイガーウッズの不倫騒動の話をしたらおかしいですが(^^;、関連するところさえ押さえれば、後は自分の話したいことだけを話すのがネイティブ流です。で、自分も相手も盛り上がって会話をしていて、結局お互い勝手な話を思い思いにしているだけで終わることって、よくあるんです。それでOKなんですよ、所詮英会話なんてものは。

あまり相手の話に合わせることはありませんから、ぜひ自分の主張したいこと、伝えたいこと、表現したいことを常日頃から考えておき、英会話の機会があればバンバン話してみましょう。それが、上達の秘訣です(^^)

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