結局、誰も話なんか聞いちゃいないんです

今日のタイトル、すごいでしょ?

「結局、誰も話なんか聞いちゃいないんです」って(^^;

でもね。これ本当なんです。誰も、人の話なんかきちんと聞いて理解していないんです。そして、実はそれが英語のリスニングやスピーキングの習得においては特に重要な事実だから、是非みなさんには今日ここでよーく理解して頂きたいと思います。今日もちょっと時間がないので単刀直入に書きますけれど、英語であっても、日本語であっても、人と会話をする時、相手の話を100%すべて聞き取っている人というのは、実は存在しません。

だから、もしあなたが英語で会話をする時に相手が話している英語の一字一句をすべて聞き取ろうとしているのであれば、それはやめた方が良いです。というか、そんな聞き方をしているから、いつまで経っても聴き取れるようにならないわけです(ただし、ディクテーション・トレーニングは話が別ですよ。あれは、聞き取れない箇所を探して、その未知の単語や表現を洗い出して覚えるためのトレーニングなんですから)。

英語を話す時にも同じことが言えます。基本的に、人間というのは人の話なんかキチンと聞いていませんので、英語を話す時にはそれを見越して、自分が言いたいこと、表現したいこと、伝えたいことだけをとにかくシンプルな言葉に表すことが重要なのです。結局、私たちが会話をする時というのは、相手が話していることを「聞いている」ような顔をしながら、実は勝手に自分の頭の中でデッチ上げた話を理解しているに過ぎないんですね。

これの一番良い例が「伝言ゲーム」です。いくつかの情報を聞き、それを頭の中で整理して次の人へ伝え、また次の人へと伝達していくうちに途中の人たちの頭の中で勝手にデッチ上げられた情報とすり替わって、間違った情報が伝えられていくわけです。もちろん、これは悪意をもってワザと「デッチ上げた」わけではなく、人間の脳の働きによるものです。私たちの脳はものすごい潜在力を秘めていますが、一方でとてもつもなく「いい加減」なものなのです。常に「自分に都合よく」物事を解釈する傾向があります。

例えばテレビでおなじみの「空耳アワー」
ある英語のフレーズや歌詞が、意味を持つ日本語の音として聞こえるというものですが、この一種の錯覚は一度そうだと思い込んで聞いていると、もうそれ以外に聞こえなくなることがあります。

とても面白い現象があるのですが、例えば一日中英語の音声を聞いていて、もう本当に頭の中が英語で一杯一杯という状態になると、ふとした時に耳に入る音声が、例え日本語であっても英語に聞こえてしまうということがよくあります(この逆の現象も起こり得ます)。ただ、この脳の「自分に都合よく解釈する」という認知の働きですが、この曖昧さによって日本人は恩恵を受けることもあるのです。

例えば発音。
まぁ、どうにもならないくらいヒドイ発音はダメですが、そこそこ英語と認識できる発音であれば、ネイティブにまったく理解してもらえないということは有り得ないのです。なぜなら、ネイティブの方はこちらがこういうことを言っているんだろうなと、大方予想しながら発音を聞いているからなんですね。

よく、海外旅行先でチキンを頼んだらビーフが出てきたとか、コーラを頼んだらビッグマックが5個出てきたとか、失敗自慢みたいな話がありますけれど、基本的にそういうことって滅多に起こらないはずです。特に、特定の会話においては「会話上の常識」という尺度で相手も認識しますから、そんなに面白い話はネタでしか有り得ません(liceとriceの発音の区別が出来ないというので日本人がシラミを食っているという馬鹿げた話も同じネタですね)。

同様に、周波数の違いがあるから発音が通じないとか、聞き取れないとか、まことしやかに語られていますけれど、ほとんどの会話において、周波数の違いまで聞き取っている人なんていやしませんから(^^; コウモリじゃないんだし(爆)みんな、自分勝手に相手が「話しているだろうこと」を勝手に頭の中で想像して作り上げ、それを都合よく解釈しているだけなんです。これは英語でも日本語でも同じです。だから、特に英会話においては、あまり神経質にならない方がいいんです(^^)

少しは安心しましたか?

[ 私のオリジナル教本・教材選択ガイド ]



clip_image001 clip_image002


clip_image001[1]


clip_image001[2]

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ