読者からの質問と回答

翻訳者が伝授する「英語勉強法」のコーナーで英会話の上達法や英語の
勉強法に関するご質問を募集したところ、たくさんのご質問を頂きました
ので、今回はこちらのコーナーでも質問に回答させて頂きますね。
【質問】
英語の上達法は、とにかく英語だけを聴き続けるということですが、
わからなくても、とにかくいろいろなものを聴いた方がいいのか、
1つのものを繰り返し、聞き取れるまで聞いたほうがいいのか、
どちらがいいのでしょうか?

【回答】
最初のうちは一つのものに絞ってそれを繰り返し聞く方が良いです。
英会話教材、洋画、英語のニュース、なんでも良いので一つに集中して
聞くようにして下さい。そして十分聞き取れるようになったら次のもの
に挑戦すると良いです。

よく、耳を英語に慣らすなんて言ってBGM代わりに聞いている人が
いますが、無意味です。少なくとも日本語を母国語として認知している
私たちにとって、言葉として意識して聞こうとしない限り、自然に
英語を聞き取れるようにはならないんですね。

ただし、ある程度まで英語の聞き取りに自信がついてきたら、一つの
ものに固執せず、色々な英語を聴くと良いでしょう。それぞれの違いが
わかるようになってくればしめたものです。

 
【質問】
英語の「熟語」ってありますよね。
例えばcarry out とか on a …basis とか…やはりこういうのって、
とにかく覚えるしかないのでしょうか? 以前、本で見かけたのですが、
「ネイティブの人は熟語とはいったい何?」と理解できなかった、
ということが書かれていたのですが、あえて熟語を覚えなくても自然と
「この場合はこれ」というように、ネイティブのように使える方法は
ないものでしょうか?

【回答】
熟語というのは二つ以上の単語が合わさって慣用的に用いられる言葉の
ことであって、文法上の一つの定義に過ぎません。学校などではこのような
慣用的語句をまとめて覚える方が良いということで丸暗記させられるわけ
です。とは言ってもそれが間違っているわけではなく、例えば子供が
言葉を習得していく過程ではこのような慣用的表現を意味を考えることなく
丸ごと音として覚えていくわけであってごく自然な習得法と言えます。

ネイティブのように熟語を使いこなすには熟語を感覚的に覚える必要
があります。特に前置詞についての感覚的な理解が大事です。
前置詞については大西泰斗/ポール・マクベイ著の「ネイティブスピーカー
の前置詞」を読むと感覚的に理解できるようになると思います。

いずれにしても熟語というのは慣用句のことですから、普段の英会話の中で
慣用的に用いられる表現を一つ一つ自分のものにしていくしかありません。
【質問】
品詞ってありますよね。これって、やはり覚えなければいけないものなんで
しょうか?それを覚えないとこの単語の後にどの品詞の単語を持ってくれば
いいのかわからないですよね。けど、単語によっては、1つの単語で名詞で
あったり動詞であったり、形容詞であったり・・・と複数の品詞で使われる
場合も少なくないですよね?これを1つずつ覚えるのは、相当な努力が必要
ですが、覚えるしかないのでしょうか?

【回答】
品詞というのも英文法上の定義のことです。確かに一つずつ覚えようと
したら相当な努力が必要かもしれませんが、やはり品詞がわからないと
英語をまともに話すことは出来ません。これは動詞、これは形容詞と、
常に意識する必要はあります。

単語を覚える時にも言えることですが、単語帳などに品詞名を書いてコツコツ
と暗記する人も多いですが、そういうアプローチよりは英語の本を読みながら
これは名詞、これは形容詞、これは副詞、動詞、というように常に意識して
いることでより楽に品詞を覚えることができます。そのうち、感覚的に
品詞の違いがわかるようになりますから、頭の中でえーとこの単語の名詞形
は何だっけ?とか考えなくても済むようになります。

とは言うものの、翻訳の仕事を10年やっている私でさえ常に辞書を参照
しながら品詞の確認をしていますので、まあ終わりのない戦いとでも思って
下さい(^^) 人間、死ぬまで学習です。

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2006年11月10日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:英語勉強法

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