ネイティブはわざと間違えている

日本語の乱れがどうとか言われるようになって久しいですが、言葉の乱れというのは特に珍しいものでもなく、いつの時代でも年寄りは若者の言葉遣いを揶揄し、憂いていたのです^^

実は、私も言葉を扱う仕事をしている割には、言葉遣いがかなり奔放で(好んでそうしているのです)お怒り・ご指摘のメールを頂くことも少なくありません^^;

そんな私ですが、親しい友人と交わすメールの文章をあらためて読んでみると、さすがに「これはひどい」と少し反省…。

「~だと思いま!」「乙(お疲れ様の意)」「~じゃね?」等々、いわゆるネット言葉に毒されているのです^^;

では、英語圏ではどうなのか?言葉の乱れはあるのか?というと、勿論あります。というか、一般の英会話等では乱れた言葉を使う方が当たり前なんですね。これは日本語でも英語でも同じこと。

で、ここが重要なのですが、私たちが「正しい日本語」を知っているにも関わらず、親しい友人との会話やメールなどでは「わざと」間違った言い方や発音をするのは何故だと思いますか?

勿論、正しい言葉を使うのが面倒臭くて省略するということもあるでしょう。しかし、一般にはわざと砕けた表現を使うことで堅苦しさをなくすことが出来ます。親密感を表せるというわけです

昔はどうだったわかりませんが、現代の家庭で突然子供が「お父様(または父上)、私は幸せ者でございます」なんて話し始めたら、父親はひっくり返ってしまうでしょう。突然、親友が敬語を使って話し始めたら、何だか疎遠な(水臭い)感じがするはずです。

というわけで、日本人であっても英語圏のネイティブ・スピーカーであっても、親密な間柄での会話というものは非常に砕けた、粗削りなものとなります。それは、言葉を知らないからではなく、むしろ言葉を知っているから「わざと使い分けている」と言っても良いでしょう。

以前、アメリカ人と話していて、どうしても文法的に間違っている言い方があったので(それが何だったのか忘れたのですが)「その言い方、おかしくない?」と訊いたことがあります。すると彼は「そうだよ、これはスラングなんだ」と教えてくれました。

その時わかったのが、英語では「わざと間違える」ことでカッコ良さを表現することがあるということ。まぁ、カッコ良さだけでなく、それが主流ということですね。流行語を口にすると時代に遅れていない気がするわけです(ちなみに洋楽の歌詞でもワザと間違えて「カッコよさ」を出したり、語呂を合わせたりします)。

で、ネイティブどうしの英会話なんていうのは、もうそんなスラングやら流行り言葉やらで教科書通りの解釈なんか出来るものではありません。そんな会話に仲間入りするには、優等生がしているような「英語のお勉強」では歯が立たないのです

でも、まぁこれは日本語でも同じことですよね。英語がわからない、英会話が出来ない…と嘆いている方は一度ご自身の「日本語の会話」を客観的に分析してみると良いです。そこに英会話に関する重要な秘密がたくさん隠されているんですよ^^


【編集後記】虹を見たかい?

niji

ぼかぁ、C.C.R.(Creedence Clearwater Revival)の”Have You Ever Seen The Rain?”(雨をみたかい)の方が好きだ。

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2011年7月26日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:英会話上達

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