まずは英語の「音」だけに集中して下さい

英語をどうしても聴き取れないという人がよく相談のメールを下さるのですが、どうやって聴き取ろうとしているのかを尋ねると、たいてい私がダメだと言っている方法で聴こうとしているんです。それは、例えば英語を頭の中で文章化し、一つ一つの単語をまるで「読むように」理解しようとしたり、ひどい場合には文法にこだわって聴き取ろうとしていたりしているんです。

「だって、単語がわからなければ聴き取れるわけがないでしょう!」
「だって、文法がわからなければ聞き取れるわけがないでしょう!」

「いいえ!そんなことはありません」と私はキッパリ答えます^^
何度も言いますが、リスニングを徹底的にマスターしたいのであれば、まずは英語の「」のみを聴き取る訓練をして下さい。その時、一つ一つの単語や、その意味、ましてや文法事項まで意識を向ける必要はまったくないのです。

多くの日本人はその部分を軽視(というか、無視)するため、初めから一つ一つの単語の意味を探り、文法などの「理論」から内容を把握しようとします。だから、いつまで経っても英語を聴き取ることが出来ないわけですね。英語の「意味」を捉えるのは、その後の話です。まずは英語の「音」だけを捉え、どういうリズムか、アクセントか、音程かという部分のみに着目するんです。このトレーニングを先に行うことで英語の「音のかたまり」をうまく捉えることが出来るようになります。

この「音のかたまり」が捉えられるようになればしめたもので、その時点で初めて「意味」を捉えるトレーニングに移行すると良いのです。まずは騙されたと思って、「英語の音」だけを捉えるトレーニングを続けてみて下さい。

その順序でやれば、必ず聴き取り力を向上させることが出来ますから^^
強力なリスニング力を今すぐ身につける必要がある方は、是非私の教本の第二巻「リスニング編」67ページから詳説している「セグメント・リスニング・メソッド」の方法と手順を実践してみて下さい。




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2010年9月30日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:リスニング

他人の英語は上手に聞こえる

隣の芝生は青い」などと申しますが、他人の英語って何となく上手に感じるものです。もちろん、実際上手な人というのもいますが、自分とほぼ互角の英語力であれば、相手の方が上手に話しているように聞こえるものです。これはTOEICや英検の試験でも同じですね。周りの人が自分より優秀な気がしてしまう…。

昔、TOEFLの試験(ペーパーテスト)を受けたとき、周りの受験生のエンピツの音(カツカツ、カリカリってやつ)がどうしようもなく気になって、問題がまったく頭に入らなかったという苦い経験があります^^;しかし、これ、裏を返せば周りだって同じことを感じ、考えているわけです。

英会話だってそう。案外周りの「ペラペラ」っていう人ほど、あなたの英語にビビッている可能性だってあるんです。特に、周りの日本人が知らない、よりネイティブっぽい表現や言い回しなどをちょっとでも使うと、もうそれだけで「あ、英語が得意な人なんだ」って思われるわけです。

だから、英語を話す時にはもっと自信を持った方が良いです。
これも「やったモン勝ち」のようなもので、先にベラベラっと話した方が勝ちなんですよ。で、そのベラベラっていうのは別に何でも良いんです。お得意の英語のフレーズを何個か持っておけば良いだけ。一つの示威行為、パフォーマンスだと思って下さい。そして出来れば、そんなお気に入りのフレーズをたくさん用意しておいて下さい。別にその場その場で機転を利かせて何か新しいことを英作文して口にする必要はないですし、常に予めインプットしたものをアウトプットすれば良いだけの話なんです。

そして、そんなフレーズを自信をもって、大きな声で話してみると、周りは「あぁ、この人には負けた…」と思ってしまうんです。こういうのってちょっとバカらしい虚栄心のようですが、周囲の日本人を尻目に英語をベラベラって口にするのは結構快感ですよ。もちろん、それだけであれば虚しいのですが^^;、一度そういう「優越感」のようなものを感じると、もっと周りを驚かせてやろう、もっと「尊敬のまなざし」で見てもらおう、という気持ちがモチベーションへとつながります。

だから、一度「英語を話せる人」と思われる快感を味わうと、どんどん自信がついて、どんどん英語を話そう!勉強しよう!という気になるんです。いわば「正」のサイクルに入るわけ。これがとにかく重要です。一方、他人の英語に圧倒されっぱなしの人は、どうしても自信をもって英語を話すことが出来ませんから、結局声も小さくなり、声が小さくなると下手な発音・アクセントの場合は相手に通じなくなりますので(ちなみに大声を出すと、発音・アクセントが悪くても通じるものです)、最後はギブアップ…となってしまうのです。

安心して下さい。周りも、実はあなたの英語にビビッています。周りもあなたのことを「出来る人」だと思っているんです。要はそこで周囲の期待に応えること。控えめになる必要はありません。一発カウンターパンチを食らわせてやって下さい。周囲のライバルを蹴散らしてやって下さい。そんな時に有効なのが、私が推奨しているスピーキングの一発逆転ワザです。何故、頭の中で英作文をせずにパッパッとリアルタイムで英語を話せるようになるのか。その方法と手順を教本内で詳しく説明していますので、まずは第一巻「スピーキング編」の24ページ以降をじっくり読んでみて下さい。




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結局、ライティングが最強の英語トレーニングなんです

英語を身につける上では様々なトレーニングがあります。基本的なものを挙げれば、多読・精読といったリーディング、多聴・精聴といったリスニング、その他ディクテーションやシャドーイングなど、それぞれが効果的で、また英語の習得には欠かせないトレーニングと言えるでしょう。

しかし…。しかし、ですよ!「ライティング」すなわち「英語を書く」という行為が、何を隠そう、英語の習得トレーニングの中では最強のトレーニングと言えるのです。なぜ、ライティングが最強の英語トレーニングと言えるのでしょうか?まず、「英語を書く」ということは「ゴマカシ」がきかないんです。つまり、間違っている箇所があればすぐにわかってしまうんですね。これは単語のスペルから英文法に至るまで、一つでも間違いや矛盾があれば明確にバレてしまう。

一方、スピーキングやリスニングといった「話し言葉(英語の音声」系のトレーニングというのは、ある程度「ゴマカシ」がききます。英会話教室でネイティブ相手に会話をする時、多少単語が間違っていても、発音や文法がおかしくても通じてしまいます。第一、英会話は「花火」のようなもので、パッと口に出た後は録音でもしていない限り、どこかに残っているものではありません。パッと出て、すぐに消えてしまうんです。いくらメチャクチャなことを言っても、後に残らないんですね。

ところがライティングの場合は、英語を紙に書く(またはワープロでも構いませんが)わけで、単語の間違い、スペルの間違い、英文法の間違い、構文の間違い、すべてが一目瞭然となるわけです。こうなると英語学習者は少しも「ゴマカス」ことが出来なくなります。
だから、「最強」なんです。何が最強かと言うと、自分の間違い、弱点、理解不足をすべて客観的に洗い出すことが出来るんですね。自分に足りない部分を明確に把握することが出来るようになります。そのために「ライティング」をするんです。

実際、私も英語力をグンと身につけることが出来た要因の中で一番大きいのが、この「ライティング」というトレーニング。留学中はレポートレポート…と四六時中、何かを英語で書かされていましたし、翻訳の仕事をするようになってからも当然、毎日気が遠くなるほどの英文を書いていました。とは言っても、別に最初からそれだけの英文を書けと言っているわけではありませんよ。最初は単語の羅列だって構わないんです。

何か言いたいことがあって、それを単語で表現してみる。すると、どこか物足りないので、自分で辞書や文法書を調べ、どこをどう修正し、加筆すればより英語らしくなるのか考えてみるんです。場合によっては同様の英文をお手本にしたり、他で目にしたステキな表現をパクッてみたり…。

こうして英語のセンスというのは身に付いていくわけですね。別に単語だけ、英文法だけと分けて勉強するのではなく、何か自分が言いたいこと、表現したいことを英語で書いてみようとする。その過程で辞書や文法書を調べ、その都度「発見」し、応用して「自分なりの英語的センス」を身につけていく。これが、本来の英語の習得、勉強の「あるべき姿」なんです。ライティング・トレーニングはとにかく強烈で、あなたの英語力を、それこそ1ヶ月以内に爆発的に上昇させるポテンシャルを持っているんですよ。今すぐ、何か英語で「書いて」みましょう!




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2010年9月28日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:ライティング

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