「月曜日なら都合のいい女」で何が悪い!

先月頃から話題となっている大手英会話スクールの広告。一つは、きれいなビジネスウーマンがキリッとした面持ちで「はい、私は、月曜日なら都合の良い女です」と言っているもの。

そして、もう一つはメガネをかけたビジネスマンが、これまた真面目な顔で「お客様をお送りするので、私をタクシーと呼んでください」と言っているもの。

そして両方とも下の方に「あなたの英語はこんなふうに聞こえているかも知れません」という脅し文句が書いてあります^^;

まー、こういうステレオタイプというか、英会話業界の、常套手段的な宣伝文句というのはいつも呆れてしまいます。

おそらく「はい、私は、月曜日なら都合の良い女です」

というのは「Yes, I’m convenient on Monday.」

「私をタクシーと呼んでください」

というのは「Please call me taxi.」

という英語表現の訳だと思いますが…

どこの世界にビジネス会話の場面でYes, I’m convenient on Monday.を「はい、私は、月曜日なら都合の良い女です」と受け取る外国人がいると言うのでしょうか^^;

よほどの好きモノか、セクハラおやじでなければそんな勘ぐった意味に捉える奴なんかいるわけありません(爆)

Please call me taxi.にしても然り。客を送るというシチュエーションで「私をタクシーと呼んでください」と理解する外国人がいたらよほどのバカか、並外れた想像力をもった天才かのどちらかでしょう^^;

良い機会ですからハッキリとお伝え致しますが、人が言葉を理解する時…これは英語でも日本語でも同じですが一つ一つの単語で内容を理解しているのではなく、全体の会話の流れから内容を推測して理解しているのです。

だから、「月曜日は都合が良いですか?」と尋ねた質問に対しYes, I’m convenient on Monday.を「はい、私は、月曜日なら都合の良い女です」と捉える人間はこの世にいません。これは文法云々の話ではないのです。

同様に客を送るというシチュエーションでPlease call me taxi.と言ったとしても「私をタクシーと呼んでください」と理解するような人間は存在しません。それは、私たちが普段使っている日本語の会話で想像してみても明らかではないでしょうか?

そして、この広告の最後に書いてあるキメのキャッチフレーズが

ちゃんとした英語を。仕事ですから。」

だって!(大・爆・笑)

まぁ、私からすれば勝手に「ビジネスごっこ」でもしていて下さいな、という感じですね^^;

いつも言っていますが、英語は言葉、コミュニケーションのツールです。そして、それはもっと自由で楽しく、感情豊かに色々なことを相手に伝えることが出来る、ステキな言葉なのです。英会話スクールの脅し文句にオドオドしながら、ギスギスした気持ちで眉間にシワを寄せながら習得するものではありません。

もっと楽しく!もっとワクワクしながら英語を身につけてみませんか?




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変テコな日本人英語にご用心!

よく「日本人のヘンな英語」とか「間違った英語の用法」とか、そういうの
が本になったり、メルマガなんかで紹介されていますよね。

ハッキリ言って私はこういう本とかメルマガとか、あまり好きではないんで
す。

こういうのは、いちいち重箱の隅をつつくような小さいことばかりを煽り立
ててこれから英語を勉強しようと思っている人のせっかくの士気をくじくか
らです。

だから、私はいつもこういう煽りに騙されるな!と言っています。
私のサイトの長文にも書いていますが、日本人は発音が悪いからriceをlice
と発音し、ご飯ではなくシラミを食べていると思われているとかね。

そんなアホらしい逸話というか都市伝説のような話がまことしやかに語られ
ている。食べ物の話をしている時に、発音が悪いからといってシラミを食っ
ていると理解する外国人が果たしてどれだけいると思います?
絶対ネタでしょ(^^;

有り得ない話です。

ただ、そんな私でも街を歩いていて、日本人があまりにヘンな英語を使って
いるのを見て「そりゃないでしょ~!」って心の中で思わずつぶやいてしま
うことは多々あります(^^)

最近見たものでは、メガネ屋さんの名前で「メガネ・バスターズ」というの
が笑えました。

割と古そうな店だったので多分「ゴーストバスターズ」が流行った頃に店を
出したのかも知れませんね。

このメルマガを読んでいらっしゃる方はおわかりだと思いますが「buster」
というのは何かを退治したり破壊したりする人のこと。メガネ・バスターズ
じゃ…。トホホなネーミングなのです。

後は、割と大きいボーリング場の看板で、女の人がニコッと微笑みながら
横に大きな吹き出しが書いてあって「Let’s ボーリング!」だって。

このLet’s系は日本ではよく使われていますね。日本では一番ポピュラーな?
英語かもしれません。「Let’s~」で「~しましょう」、今なら小学生でも
知っている英語です。

ちなみにこの「Let’s」ですけど、何の省略形なのか知らない(または忘れて
しまっている人)が多いです。これは「Let us ~」の省略形で、「us」の後
には動詞の原形をつけます。

「Let’s ボーリング」では、まあそのまま無理に訳せば
「ボーリングしましょう」になるかもしれませんが(^^)、
ちょっと考えれば「play」が抜けていることは誰でもわかりますよね。

でも普通の日本人はそんなこと気にもとめないんです。
だから、日本の看板には変な英語がたくさんあるんですね。

その他、英単語の省略を書くときにピリオドをつけますが、日本ではこれも
よくわかっていない人が多いです。

例えば手紙の追伸で「P.S.」というのがあります。

これは「postscript」の略を意味してピリオドがついているわけですが、
日本人の感覚としてはピリオドがただの飾りのようなものを勘違いしている
人が多いのです。例えば「P.S」のように、何かの飾りのように真ん中だけに
点をつけている人がいます。

そうではなくて、これは「省略していますよ」という意味を表す点なんですね。
これは結構多いですよ。イニシャルでもH.Wとかね。真ん中だけに、
何かアクセントのように点をつけている。ちょっと恥ずかしい間違いです。

あとは最近よく聞く「マイレージ」というやつ。
マイレージとは「mileage」、すなわちマイル数(距離)のことですね。

もともとアメリカの航空会社の会員サービスで、どれだけ飛行機を利用した
かを飛行距離数(マイル数)で積算し、それに応じた割引等の特典が得られ
るものだったのですが、なぜか日本ではマイレージという言葉だけが浸透し
従来のポイントカードの「ポイント」の意味でマイレージが使われるように
なっています。

で、近所の商店街で野菜を買ったらマイレージが貯まるとか、カレーを食べ
てマイレージを貯めよう!とか、訳の分からない用いられ方をしているわけ
です(^^;

ま、ちょっとだけ気を回せばわかるような間違いばかりですけどね(^^;

変な英語のお話でした~!

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